フリーランスエンジニアとして企業から独立すれば顧客から直接報酬を支払われるようになるため、収入アップが見込める可能性があります。様々な業界でリモートワークが急激に進んだことで、顧客側が非対面で仕事を依頼するケースも大幅に増えており、より独立しやすくなったと言えるでしょう。
一般の就業スタイルに縛られず、自分の生活スケジュールに合わせて仕事ができる点も非常に魅力的です。
独立する前にSNSやブログツールなどを使って人脈を作ったり、実績を残したりしておくと、より声がかかる可能性が高まるかもしれません。副業などの期間を経て、方針が定まってからという風に段階を経ていくことも視野にいれましょう。
注意したいのは、仕事の報酬の決め方です。
仕事を引き受けたい、相場がよく分からないからといって過剰に安くしてしまうとそれが自分の基本単価になってしまうため、後々になって後悔してしまう可能性があります。駆け出しだから、初心者だからという理由で低く設定することはやめ、金額に応じて作業のグレードが変わるような単価設定を考えられるとよいでしょう。
また、報酬を得た後は、確定申告などの税務処理が必要になります。
一般の企業であれば経理の担当者がいるため年末になれば調整して貰えますが、フリーランスの場合は全て自分で取り組まなければなりません。独立してから軌道に乗るまでの数年は、仕事をこなすことと同じくらい、経理の処理などを意識しておくことが大切です。